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   石坂流ー自然治癒力を高める深鍼

完全予約制TEL.070-5022-4277

世田谷区松原2-18-13 ハイム寿102 
(明大前駅から徒歩5分)

腰痛

私が腰痛治療で重視するのは、中殿筋(&小殿筋)などの骨盤周りの筋の緊張を緩めること、それから腰椎際の 多裂筋など骨際にくっついた頑固な凝りを取ってあげること、そして深部にある大腰筋という筋を緩めてあげること、ともかくこういった骨盤周辺・脊椎の際・ 深層筋の硬くなったところを緩めてあげることで、慢性的な腰痛は大分改善させることができます。あと腰椎2番あたりの外側2−3cm付近のツボ、ここは東 洋医学的には腎の状態が反映されるところとされております。この辺りに硬さがある人は腎の状態があまり良くないと考えられ、その腎周囲の硬結に鍼を入れる ことで、くたびれている腎を元気にしてあげることができると思っています。実際施術後、尿の出が良くなったりします。

                                 
【症例】

〇30代女性:ギックリ腰
高校の頃、椎間板ヘルニアになり、それ以降たまにギックリ腰になる。初診の3日前にギックリ腰となり、接骨院に通ってみたが、あまり改善しなかったので、以前鍼で良くなったことを思い出し、来庵。
【治療】:骨盤の後ろ側、仙腸関節周辺を中心に鍼を打つ。鍼に対して恐怖心があり、あまり深い鍼は無理だったが、それなりに効いたようだった。最後せんねん灸で温めて1回目を終える。2週間後、前回打った辺りに加えて、首肩まわりも施術する。一回目以上に、鍼を深く入れることができなかったが、辛かったころから比べると、大分楽になったとのこと。

〇40代男性:腰痛・坐骨神経痛・便秘・眠りが浅い
背骨がストレートから後弯気味。腰の前屈などあまり曲がらず、いかにも体が硬いタイプ。
【治療】:月1回ペースで治療に来られることで、腰の状態をあまり悪化させずにキープしている。坐骨神経痛は、数回の治療でなくなる。
うつ伏せで、背骨の際やインナーマッスルの大腰筋を緩めるような施術。加えて、腰椎3−4番、4−5番辺りの背骨の真ん中(棘突起間)、直接灸を7壮位ずつ。
横向きで中・小殿筋を緩め、最後仰向けで、側頚部・足三里・手三里・腹部等に打つ。腹部の鍼が、便通促進に役立っている。
またパソコンによる眼精疲労対策で、目の周辺にも、細めの鍼を軽く打つ。
ストレッチのやり方等、日常的に自分でやるべきメンテナンスの重要性を強調。

〇30代男性:臀部痛
スポーツマンで筋トレ&ランニングで日々体を鍛えている。筋トレでがんばり過ぎるのか、上・側臀部にかなり頑固な凝り。そして太腿の付け根(裏側)辺りが、走ったりすると痛むようになった。
【治療】:月1−2回のペースで5回施術したところ、痛みは大幅に改善(一番酷かった時を"100"とすると"20"位まで痛みが軽減)。
横向きで寝てもらって、中・小殿筋、外旋筋、坐骨結節部などを中心に、太めの鍼を打つ。途中から、中国鍼(75mm-0.38)も打つ。
翌日位まで鍼を打った重だるさが残るが、2日以降軽くなるとのこと。

〇80代男性:太腿の付け根(裏側)辺りの痛み。
半年位前から、朝起きた時はど、右太腿の付け根(坐骨結節付近)が痛くなる。2年前脊柱管狭窄症で手術。その病院で改めてMRIを撮ってもらったが、特に問題はないということで、鍼治療を受けることにする。
【治療】:週1ペースで4回施術したところ、痛みは大体収まる。
中・小殿筋や坐骨結節部を中心に。

【施術例】
〇頑固な慢性腰痛の患者さんに対する施術の様子です。