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石坂流ー自然治癒力を高める深鍼

鍼灸あん摩の明鏡止水庵

完全予約制TEL.070-5022-4277

世田谷区松原2-18-13 ハイム寿102 
(明大前駅から徒歩5分)

認知症予防

後頚部や頭部への鍼は、脳内への血流を増加させる効果があり、認知症予防にも効果があります。
               
一昨年、「鍼灸による認知症予防と治療の実際」といった内容の講演を見てきました。
http://gochojunet.com/index_g-pqd.html
天津から先生を招かれて、鍼を打つ実演もありました。
「三焦鍼法」と名付けられたその鍼の打ち方は、壇中・中かん・気海・足三里・血海・外関を基本穴として打ち、捻転補法を加え、その後20分位置鍼という極 めてシンプルなものです。場合によっては、百会や四神聡を加えるとのこと。この決め打ちで多くの臨床データを取っているとのことでした。
天津の先生は、半日で40名程の患者にこのような鍼を次々と打っているというから驚きです。
「認知症の予防や周辺症状改善に鍼が有効である。」というエビデンス作りが着々と進んでいるようです。

昭和のお灸の名人・深谷伊三郎氏も「お灸で病気をお治した話」第2集で、「記憶力増進の灸」を紹介している。「脳神経系の疲労をとるために、風池、肩井、 身柱に施灸し、この刺激は非常に深い睡眠促進を起こし、脳血行が調整されて、頭脳が明晰になり、必然的な結果として記憶力が増進する。」と書いている。私 の施術の場合主に鍼を使うが、同等の効果が期待できます。凝りに対しての「楽になった」という改善度は、鍼の方がお灸より上かなと思います。お灸は熱刺激 であることや、術後の持続的な効果といったところが優れています。
以上