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石坂流ー自然治癒力を高める深鍼

鍼灸あん摩の明鏡止水庵

完全予約制TEL.070-5022-4277

世田谷区松原2-18-13 ハイム寿102 
(明大前駅から徒歩5分)

頭痛

慢性的な頭痛は代表的な例として、1)緊張型頭痛、2)片頭痛に分けられます。
ただ実際には両方が混じったようなケースも多いと感じてます。

1)緊張型頭痛
近年パソコンを長時間使用される方が増えて、多くの人が首肩凝りと一緒にこの緊張型頭痛に悩まされています。側頭部が締め付けられるような、慢性頭痛です。頭痛専門外来の医者にかかっている人も多い。薬はあくまでその時だけで長期的な改善には貢献するものはほとんどないと思います。また鎮痛薬を多用することによって、かえって薬物乱用頭痛が起きる懸念もあります。
鍼は「凝り」に対して最も効果的な治療で即効性もあり、継続治療により、首肩凝り&頭痛の持続的な右肩上がりの改善が期待できます。また薬のような副作用や依存性もありません。首肩凝りの凝りを改善させ、かつ側頭部に鍼を打つことで、頭痛症状は大分改善されます。また眼精疲労改善に、目の横辺りにも打ったりします。
          
2)片頭痛
片側がズキンズキン痛む拍動性の頭痛です。女性に多く、普段ストレスにより緊張状態にある方が、ホッと気が緩んだ時、頭部の血管が収縮状態からいっきに拡張して起こる、発作性の頭痛です。「目の前がチカチカする」ような前兆症状があったり、発作中吐き気や光(音)過敏があったりします。片頭痛の原因にも、 肩こりやストレス、日ごろの睡眠不足が考えられます。
鍼は頭痛発作時というより、予防的に継続して治療を受け、頭頸部の強い緊張をほぐしておくと、片頭痛の発作が起こりにくくなります。定期的な鍼治療は自律神経の安定にもつながり、片頭痛が起きにくい体の状態を保ちます。注意が必要なのは、片頭痛が出そう なタイミングで鍼を打つと、頭頸部の筋緊張が取れ血行が良くなり、一時的にかえって拍動性の頭痛が出ることがあるということです。
発作を誘発する飲食物もあるようです。「チラミン」という物質は血管拡張作用があり、それが多く含まれる赤ワイン・チーズ・チョコレート・ビールなどは気を付けましょう。

【施術例】
うつ伏せで後頚部に鍼を打った後、仰向けで少し首を横に傾け、側頚部・側頭部辺りの凝りを探って鍼を打ちます。側頚部は通常1−2本ですが、この方の場合、凝りが強く、鍼にも慣れてらっしゃるので、少し多めの施鍼になってます。