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石坂流ー自然治癒力を高める深鍼

鍼灸あん摩の明鏡止水庵

完全予約制TEL.070-5022-4277

世田谷区松原2-18-13 ハイム寿102 
(明大前駅から徒歩5分)

首肩凝り・五十肩

首肩のこりは、自分も以前パソコン作業が多い仕事をしていた時、とても悩まされておりました。
後頚部や側頭部が締め付けられるような感じの凝りを常に感じ、仕事中も指や道具を使ってグリグリ押したりしながら仕事をしておりました。毎週のようにマッ サージ屋に通った時期もありました。首周りは極端な強揉み希望で、肘で押してもらったりもしてました。それでもなかなか深いところの凝りはとれません。 マッサージの手技では届かない深いところの凝りが気になるようになって、試したがの鍼(はり)治療。鍼はピンポイントで、根深い凝りの部分に到達して、そ の凝りを解消してくれます。いいところに鍼が入ると、「そこ、そこ!」と思わず口に出したくなり、「そこに鍼を入れてくれてありがとう。」といった気持ち になります。自分が悩まされたのと、マッサージ屋でもさんざん働いたので、患者さんがどの辺りが凝っているかよく分かります。

私の鍼灸治療では、うつぶせで後頚部(後頭下筋群など)や肩甲骨まわりを打った後、仰向けで側頚部の筋肉(主に斜角筋など)の状態をよく診るようにしています。この辺りの筋 がガチガチになっている人が大変多いです。特にPC作業が多い人は、頸椎がストレート気味になり、斜角筋などが硬く張っているケースが多いです。また後頭部の深いところにある後頭下筋群も長時間パソコンやスマホを使うことで、凝りが溜まって、硬くなります。なかなかマッサージでは取れない深いところの凝りです。この辺りを緩めてあげると、凝り感がだいぶ解消し、後ろを振り返る動作などもよく首が回るようになります。また頭痛が伴うケースも多く、こめかみ付近にもよく鍼を打ち ます。頭部への鍼も、とても気持ちいいです。

               
【症例】
〇40代女性:パソコン仕事による頚肩凝り・頭痛・腰痛・便秘
【治療】:月1ペースで、メンテナンス的に。鍼を打つと大体3週間位は調子がいいとのこと。その後だんだん後頚部辺りの詰まったような感じがきつくなるので、それが再受診のタイミング。
うつ伏せで、まず上臀部・腰背部を打ち、その後頚肩付近を念入りに。
仰向けで、側頚部や顔面も施術。眼精疲労に加えて、表情筋がこわばる感じになるということで、その辺りもケアする。
足三里・手三里・お腹などにも打つ。便通は鍼の後、1週間位は調子がいいとのこと。
頭痛対策に、側頭部なども。定期的に鍼治療を受けていることで、頭痛に悩まされることも少なくなったとのこと。


*五十(四十)肩
痛みの軽減や可動域の改善に、鍼灸は即効性があります。まずは肩凝りの改善・肩甲骨周辺の筋の柔軟性を高めるような施術をします。腕の挙上には肩甲骨の動 きが重要です。肩甲骨まわりが良く動くようになると、自然と腕も挙がるようになります。硬く緊張している三角筋(肩関節まわり)や、腕を横から挙げる動作に重要な働きをする棘上筋などを刺激することで、可動域制限を広げられます。痛いからと言って動かさないと関節拘縮が進んでしまうので、ご自身で可動域を 少しずつ広げるような運動も必要です。
                 
【症例】
〇40代男性:四十肩
右肩を挙げると痛みが出やすい慢性的な四十肩症状を持っている。
【治療】:一度肩の痛みが悪化して、寝つきもよくない位になった時、ご自宅に出張し、右肩中心に施術。
横向きで、肩周り、棘上筋・棘下筋・三角筋・上腕二頭筋・僧帽筋などを2寸から2寸5分の鍼で施術。30分以上の長めの置鍼。
術後、触ってみると、大分張りが取れた感じで、それ以降、痛みが大幅に改善。夜間痛も取れたとのこと。

【五十肩の治療例】

慢性的に肩周りの深いところが凝っている場合が多いので、鍼に慣れている人には、下の写真のような施術になります。